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松之山・松代の棚田めぐり
今年もいよいよ入梅か?天気予報では午後から天気が崩れるらしいが、新潟県の天気の崩れは、少し遅れそうだ。雨の季節の前に、新潟県松之山の棚田を自転車で巡ろうと、朝の4時に我が家を出発。想定どうり天気は上々、この時期としてはとても清々しい。
自転車を松之山温泉の駐車場において、早速自転車で棚田めぐりに出発。今回のルートは登ったり下ったりと、自転車にとっては決して楽とは言えないが、次々と現れる棚田の風景に感動するばかりで、疲れもたいして気にならない。自転車だと、わき見運転し放題、自動車では決して気がつかない自分だけのシーンもたっぷり、棚田を体で感じて充実の一日だった。
2004年6月6日 新潟県松之山町・松代町
松之山 松代

日本棚田百選に選ばれる、美しい棚田の広がる町。その棚田の量とよく手入れされた美しさは、特筆ものです。
標高300-500m位にかけての山肌は、一面の棚田に覆い尽くされています。
棚田の上にはこれまた美しい天然のブナ林がひろがりとても素敵です。
温泉として有名な松之山温泉は、それなりに賑わってますが、棚田とブナ林以外なんにもありません。しかしそれがなんとも心地よいです。棚田マップなるものが配布されているようなので、さぞ撮影ポイントは人がいっぱいかと思いきや、今回は一人も見かけませんでした。しばらくは過度の観光地化も心配ないでしょう。
近年「大地の芸術祭」なるもので、いろいろな作品が各地に作成されているようです。それを見て回るのも一興でしょう。
今回は棚田を自転車で巡るのがメインでしたが、森の学校「キョロロ」や夢の家やその他まだ回ってないところがたくさんあるので、次回はその辺を重点的に巡ろうかと思います。

この里も過疎や農家の高年齢化が進んでいるようで、荒れていく棚田もよく見かけます。平地の大規模の水田なら大型重機で比較的簡単にできるかもしれないけれど、棚田は一度荒れてしまうと、その回復は困難を極めそうだ。この壮大な文化遺産、なんとか守られることを願わずにはいられない。

カールベンクス&アソシエーツ

今回の旅の中で棚田とともに印象深かったのは、まったく偶然にカールベンクス氏のデザインした家に出会えたことだ。彼の家は今までずっと抱いていた疑問、不満のひとつの回答を見せてくれた。その疑問、不満とはなぜ日本の最近の家はこうも景観と調和せず、安っぽいのか。日本の風土に合い、それでいて快適な家はできないのかということ。確かに古民家を再生した家はお目にかかったが、必ずしも快適に暮らすには難しそうだ。
しかし彼の家は、自然に調和し、日本の伝統を大切にし、しかもとても快適そうなのだ。HomePageをじっくり拝見し、その思想に共感、すぐにファンになってしまった。今度はじっくり彼の家に会いに行きたい。

松之山、松代はどこを見回しても、棚田がいっぱいあるが、この松代町と大島村の境の「峠」付近の棚田は、景観も壮大。鍋立山の南東斜面には棚田が一面に広がり、遠くには残雪の越後駒ケ岳や巻機山を望みます。展望ではピカイチでしょう。
松之山温泉の駐車場に車を停めて、天水越から少し登ったところにある棚田。 一般的に人家は田んぼの下に広がっている。耕運機に乗っかって、山の上にある仕事場に向かうところでしょうか。
天水越上部の棚田。あたりは日本海側に多い花、タニウツギの花が濃いピンクの花を咲かせていました。タニウツギは別名タウエバナとか。田植えを終えたばかりのこの時期にぴったり。
坂をエッチラオッチラ登っていくと、本日の最高標高地点大厳寺原牧場。この一帯から天水山にかけては、美しいぶな林が広がっている。6月にはすでに新緑が終わっていて、もう少し早い時期のほうが新緑は美しいようだ。
家も田んぼの間に建っているという感じ。 あぜに植えられている杉が、絶妙な風景をつくりだす。
桜の里、田麦立。集落の近辺に小さな棚田がたくさんあります。現役のかやぶき屋根もちらほら。なかなか良い風情の地区です。桜の里と案内板にありましたが、桜の季節はとても美しい里なんでしょうね。
こちらも田麦立の民家と棚田。田んぼが生活に密着しています。 水をいっぱいにたたえた田んぼに、空と杉が陰を落とします。
田んぼは屋根の上に。 開けたところは、棚田も多少大きめに。
あぜと道が織り成す、不思議な形。杉の木立や民家がアクセント。
「峠」に向かう途中「竹所」で偶然見かけた素敵な家。古民家を再生したもののようだが、屋根が石で葺かれており、非常に快適そうな家だ。何よりもこの土地に調和して美しい。あとで調べてみると松代在住のドイツ人建築家カールベンクス氏によるものだ。竹所にはこのほかいくつかの古民家再生プロジェクトが進行している。ベンクス氏のホームページを見ると、その思想に賛同せずにはいられない。
松代町、「峠」付近の棚田。壮観です。山頂付近から山裾へと広がるこの壮大な造詣は、まさに文化遺産です。 田んぼのあぜみちには野生化したワスレナグサの花がハルジオンに負けじと青い可憐な花を咲かせていました。
ルピナス、マーガレット、アヤメ、タチアオイ・・・民家の庭先には、美しい夏の花がたくさん咲いていました。それを眺めるのも、また楽しいもの。 午後2時、もうすぐ松之山温泉にたどり着こうとする頃、雨が降ってきました。いよいよ今年も雨の季節の始まりです。
松之山から松代にかけての道は、ほとんどが山道でアップダウンの連続。しかし山域は全体的になだらかで標高差も少ないので、自転車でもさほど苦にはならない。交通量の少ないのもありがたい。そのぶんゆっくり棚田の風景を楽しめるというもの。しかし気温が高いとかなり辛い。予想以上に天気が良かったので、昼近くは気温の高さでちょっと苦労した。そろそろ自転車では辛い季節のようだ。

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